ストーカーとは、特定の相手に対してしつこくつきまとったり、
執拗に追い掛け回したり、連絡をしてきたりなど、
“ストーカー規制法”において取り締まられている行為を他者に行うことを全般的に指します。
メディアやドラマ、風俗嬢をテーマに描いたマンガなどでは、
風俗嬢の女の子がストーカー被害に遭って大けがをしたり怖い思いをする描写が度々描かれますが、
実際に風俗嬢のストーカー被害は多いのでしょうか?
・風俗嬢のストーカー被害の実際
風俗嬢のストーカー被害、その実際は“極まれ”です。
風俗嬢がストーカーされる、
というパンチの利いたワードは耳に残りやすく、
印象に残りやすいため多いように感じられますが、
実際に風俗嬢にストーカーするお客様は少数で、
ストーカーに遭ったことのある女の子も少数派です。
少数派ではありますが、実際にお客様からストーカーされたことのある女の子は実在しますし、警察に届け出るほどではないけど“ギリストーカー”かな?と感じる行為をされたことのある女の子は実は多いです。ストーカーになる前に女の子サイドが釘を刺したり、お客様の理性がストーカー行為に発展しないようにストップをかけているため、実際にストーカー被害に遭う女の子が少数で済んでいるとも言えます。
・ストーカー行為ってどんなこと?
これってストーカー行為なのかな?警察に相談して対処してくれる?
相談する基準ってどこからだろう…?
と不安に思っている女の子は
“ストーカー規制法における8種のつきまとい等の行為”
を参考にしてみてください。
具体的な内容は警視庁のホームページ等に記載されていますので、確認してみてくださいね。
①つきまとい、待ち伏せ、押し掛け、うろつき等
お店から自宅まで後をつけ、つきまとったり、
自宅前や出先・大学などで待ち伏せしていたり押しかけてきたり、
その周辺をうろつく行為。
イメージつきやすいですよね。
②監視していると告げる行為
例えば、
「おかえり、今日は遅いんだね」
「今日着ていたお洋服、可愛いね」
「一緒にいた人、男友達?」
など、行動や生活パターン、私生活について調べ、
監視していることを気付かせる行為をしたり、
監視していることを告げるような行為。
③会うことや交際の要求
「店外で会おうよ、お金あげるからお店以外で会いたい」
などしつこく会うことや交際等の義務ではない行為を要求したり、
お願いしていない手紙やプレゼントを持ってきてお断りしても受け取るように要求・強制するなどの行為。
④乱暴な言動、脅し
「お前の自宅、突き止めたから覚悟しておけよ」
「この仕事していることバラしてやる」
など、乱暴な言葉を使ってきたり怒鳴ったり、
そういった言葉使いで連絡をしてくる行為。
⑤何件もの連絡や電話、SNS等
電話、メール、ファックス、
SNS全ての連絡手段に共通して
“明らかに異常”な回数の連絡、
朝から晩まで携帯の電源が落ちるほどひっきりなしに電話がかかってくる、
着信拒否しても新しい番号で電話をしてくる、
アカウントを作り直してSNSで執拗に連絡してくるなどの行為。
⑥汚物等の送り付け
例えば自宅のポストにラブレターを何回も送ってくる、
動物の死体や使用済みコンドームや精液、
陰毛などの入った郵送物を送り付けてくるなどの行為。
⑦名誉を傷つける
「○○は本番している。性病だ。」など、
事実ではない内容や、
人としての名誉を棄損する言動、
誹謗中傷した内容の連絡をしてきたり、
掲示板などの執拗に書き込むなどの行為。
⑧性的しゅう恥心の侵害
わいせつな写真や動画を送り付けてくる、
電話やメール、
SNSなどで下半身の写真や動画を送りつけてきたり、
卑猥な言葉を並べ立てるなどの行為。
・ストーカーに遭わないためには…?
ストーカー被害に遭う可能性が少ないとしても、そのリスクは0ではありません。
ストーカー被害やストーカーに遭わないためにできることは最低限3つあります。
是非実践してくださいね。
①色恋営業はほどほどに
風俗で働いていて、本指名を取るために色恋営業をしている女の子は少なくありません。
ですが、色恋営業が失敗した末にストーカーと化してしまうお客様はとても多いようです。
それが実際に悪質で執拗な行為とまではいかなくても、
“失恋して復縁を迫る、何で会ってくれないの?!俺のこと捨てるのかよ!今まで使ってきた金返せ!!!”
などのように、ストーカー一歩手前までいってしまうお客様もいるので、
色恋営業はほどほどにしておきましょう。
まさに可愛さ余って憎さ百倍ですね。
②プレゼントは安くても受け取らない
人は相手に尽くした分、使った金額の分対価を求めてきます。
これは恋愛テクニックとしても使われるもので、
相手におごった金額の元を取りたくなるから、
また次も会って元をとろう!と無意識化で思ってしまう心理です。
プレゼントも同様です。
少額から貢ぎ癖をつけていき、
大きな額を引っ張れるようにするといったテクニックを用いて稼いでいる女の子がいますが、
ストーカーのリスクを減らしたいのなら、
少額でもプレゼントは受け取らないようにしましょう。
③店外デートなどはしない
店外デートやお店の外で会うなど、
お客様が恋愛関係にあると勘違いしてしまうような行為は避けておきましょう。
色恋営業のテクニックのひとつではありますが、
お店の外でお客様と会うことをお店はルールとして禁じています。
お店の外で“何か”あっても、お店は守ってくれません。
あくまで「風俗嬢とお客様」であるスタンスは崩さず、
お客様にも「お店以外で会える関係にない」ということが分かるように徹底しましょう◎
・リベンジポルノは直ちに警察へ!!
お店によっては、女の子とのプレイ中の写真や動画の撮影がオプションで可能な場合があります。
その際に撮影した動画や写真をネットに掲載したり、
盗撮(犯罪です)したプレイ中の様子をネットに掲載するなどのリベンジポルノもストーカー被害と言えます。
ですが、リベンジポルノは「リベンジポルノ防止法」によって取り締まることができ、
逮捕者も実際に出ています。
早急に警察に相談し、被害届を提出しましょう。
まとめ☆
風俗嬢のストーカー被害は、少数ではありますが0ではありません。
ストーカー行為は、恐怖心に支配されてしまうほどの悪質な行為です。
ストーカー被害に遭ってしまうと、
仕事だけではなく私生活にも支障・影響が出ますし、
長くつらい戦いになるかもしれません。
何かあったらお店に相談する、警察や弁護士に相談するなど勇気を持って行動しましょう!
自分の身を守れるように、ストーカー行為規制法やリベンジポルノ防止法など、
自分が被害に遭うかもしれない時のために理解を深めておきましょう。